保証期間つきの製品を、いつ点検すべきか

横軸に点検の間隔(Inspection interval)、縦軸に費用(Cost)をとった図。間隔を空けるほど下がる点検の費用(Inspection cost)と、上がる不良品の損失(Defect loss)を細い線で描き、その和である総費用(Total cost)が U 字を描く。最下点に丸印を打ち、縦の破線を横軸へ落として最適な間隔(Best interval)を示している。

製造ラインは少しずつ狂っていきます。狂ったまま作り続ければ不良品が増えますが、点検すればラインを止める費用がかかります。しかも無償修理保証がついていれば、市場に出た不良品の修理費も製造側が負担します。

この研究では、生産工程の劣化を確率過程で表し、点検費用・不良品の損失・保証修理費を合わせた総費用を最小にする点検スケジュールを導きました。保証契約の条件が最適な点検間隔をどう変えるかを解析的に示しています。

信頼性工学と生産管理をつなぐ問題設定で、オペレーションズ・リサーチ分野で広く引用されています。

元になった論文

Inspection scheduling for imperfect production processes under free repair warranty contract

European Journal of Operational Research (2007)